エジプト(カイロ)での骨延長

今回はエジプトで骨延長を成功された方がMMTにいましたので、症例を紹介します。

なんと、この方はすでに外部式で下肢を延長しており、内部式で大腿を伸ばすことに成功したみたいです。
理想的な骨延長ですね。
外部式もここカイロで行われたようです。

医師:Dr.Yasser Elbatrawy
延長方法:内部式
延長目標:5cm
延長箇所:大腿
費用:36000euro(日本円にして約400万円)
術後の経過:痛みが収まるまで、1週間はかかった。
術後4から5日後に微熱が出てきた。医師に聞いたところ「すぐ収まる」と聞いていたが、ほんとに6日後には収まった。
筋肉の痛みは2週間ほどたつまでおさまらないほど激痛だった。
外部式と違い、内部式は足に体重をかけられない(本人によると25%)ので、日常のちょっとしたことでも人に頼るしかなかった。
2ヶ月して、自宅に戻り、車椅子生活を送った。
筋肉も弱り、無理に体重をかけられないので、普段の生活でのリハビリは辛かった。
体重をかけるのを躊躇していたせいか、延長期間が少し伸び8ヶ月で延長を終えた。
筋肉の痛みがあったが、ピンを取り外す手術を行えばなくなると医師は言っていた。

 

内部式で5cmという最大値を伸ばしているので、外部式でも7~8cmは伸ばしたと思います。
最低でも10cmの延長に成功されてると思います。
ただ、完璧な成功例だったとは言えません。
やはり、内部式でも外部式でも鬼門になってくるのは日々のストレッチやリハビリです。
この方の場合カイロでの2ヶ月入院し、その後家に戻っているので、リハビリ師や医師が離れている状態でリハビリをしなければなりませんでした。
そのため、どのくらいの負荷をかけていいかわからず結果的に延長期間が長引きました。
術後、どれだけの負荷をかけてよいかなどを医師と相談し確実にしておく必要があります。